フィリピン入国前に押さえておきたい注意点&書類の書き方
こんにちは!
NILSで留学を決めたみなさんの中には、「海外が初めて」という方もたくさんいらっしゃると思います。
そこで、今回は入国の際の注意点や、書類の書き方についてお伝えします。
セブ島に到着すると、もう自分は「外国人」。日本語が通じるシーンが少ない中、どんな書類があるのか、何を書けばいいのか慌てることのないように、しっかり予習しておきましょう!
目次
■パスポートの残存期間を要チェック!
パスポートの期限(旅券残存有効期限)が、留学終了予定日まで十分に足りているか確認しましょう。
フィリピンの旅券残存有効期間は「帰国時まで有効なもの」とされています。
当然のことではありますが、旅券の残存有効期限が不足している場合は出国できません。
■入国審査の注意点
日本を出国してセブ・マクタン空港に到着すると、初めに「入国審査」が行われます。
審査に必要な書類「入国カード(Arrival Card)」「税関申告書(Customs declaration)」は飛行機の中で配られるので、持ち込み荷物の中にボールペンを入れておいて機内で書くとスムーズです(持っていなくても、到着時空港のカウンターに用意があるのでご心配なく)。
入国カード
項目が全部で18あり、すべて英語で記入します。
「18個も?」と思ってしまうかもしれませんが、簡単な内容なので安心してください。
下記に、それぞれの項目を英語・日本語で記載します。
1:PASSPORT TRAVEL/DOCUMENT NUMBER 【旅券番号】
2:LAST NAME 【姓】
3:FIRST NAME 【名】
4:MIDDLE NAME 【ミドルネーム(無い場合は空欄でOK)】
5:DATE OF BIRTH 【生年月日】
6:NATIONALITY 【国籍】
7:GENDER 【性別】
8:ADDRESS ABROAD 【現住所】
9:ADDRESS IN THE PHILIPPINES 【フィリピンでの住所】
10:CONTACT NUMBER AND EMAIL ADDRESS 【連絡先となる電話番号・メールアドレス】
11:OCCUPATION 【職業】
12:PERSONAL I.D 【個人ID番号(空欄でOK)】
13:FLIGHT/VOYAGE NUMBER 【便名】
14:PORT OF EXIT 【出発した空港】
15:ACR-I-CARD NUMBER 【ACR-Iカード番号(外国人登録証の番号。なければ空欄)】
16:PRIMARY PURPOSE OF TRAVEL 【渡航目的】
17:SIGNATURE 【署名】
18:DATE OF ARRIVAL 【到着日】
◆注意点◆
・生年月日
「月、日、西暦」の順で書きます。日本で主流の「西暦、月、日」の順番と異なるので注意!
・職業
会社員の場合は「OFFICE WORKER」、学生なら「STUDENT」、無職なら「NONE」です。
具体的な職種の英名がわかる方は、そちらを記載してください。
・フィリピンでの住所
こちらはNILSの寮の住所を記載してください。
・渡航目的
「PLEASURE/VACATION(観光/休暇)」にチェックを入れてください。
ときどき「EDUCATION/TRAINING(就学/職業訓練/資格取得)」にチェックを入れる方がいるのですが、みなさんは「観光目的」でフィリピンに入国し、政府公認の語学学校で英語の学習をする「観光客」ということになるので、こちらは「観光」にチェックを入れてOKです。
税関申告書
こちらも18項目記載します(入国カードと重複する項目は、英語を省略します)
1:【姓・名・ミドルネーム】
2:【性別】
3:【生年月日】
4:【国籍】
5:【職業】
6:【パスポート番号】
7:DATE AND PLACE OF ISSUE 【パスポートの発行日・発行地】
8:【フィリピンでの住所】
9:【現住所】
10:【到着便名】
11:AIRPORT OF ORIGIN 【出発した空港】
12:【到着日】
13:【訪問目的】
14:NO. OF ACCOMPANYING MEMBERS OF THE FAMILY 【同伴する家族の人数】
15:NO. OF BAGGEGE/Check-in_Pcs/Hand carried_Pcs 【荷物個数(手荷物/機内持ち込み)】
16:【所持品の申告】
※5項目あり、YESとNOで回答します。
「生きた動物、植物、魚、それらの加工品を所持していますか?」や「輸入禁止商品(銃やその部品、弾薬、ドラッグ、規制薬品)または輸入制限品を所持していますか?」など。「YES」の内容によっては税関係員に申告が必要、または入国を拒否されることがあります。
17:【署名】
18:【出国日】
※過去に渡航歴がない方は、最後の出国日は記載なしでOKです。
「入国」「出国」の両方の航空券が必要
フィリピンは不法滞在外国人を減らす対策として、帰国するための航空券(出国航空券)の提示を義務づけています。
仮に「帰国日が決まっていない」という場合でも、出国するための航空券が必要なので注意しましょう。
いかなる場合でも、「入国」と「出国」、往復分の航空券がないと入国できません。
帰国日が決まっていない方は、格安の航空券を用意しておきましょう。“審査で見せるため”の航空券なので、渡航先はどの国でも構いません。
審査官から聞かれること
入国審査の際、入国カードと税関申告書の提出、航空券の提示を行うほか、審査官からの質問に答えなければならない場合があります。
質問はだいたい2種類です。
「What the purpose for visiting?(何の目的で来たのですか?)」
こちらの回答は「For Sightseeing(観光)」か「For studying(留学)」でOKです。
「How long will you stay in the Philippines?(どのくらいの期間フィリピンに滞在しますか?)」
こちらは、「1 weeks」や「2 months」などと答えればOKです。
■飛行機に乗ったらもう日本語が通じない?
セブ島への直行便に乗った場合、客室乗務員も外国人(フィリピン人)がほとんどです。
飛行機に乗った瞬間から留学は始まっている!と感じる方も多いかと思います。
持ち込み荷物の中に電子辞書を入れるなど、分からない単語が出てきた場合にはその場で確認できるようにしておくと安心かもしれませんね!