【日本語教育】たった1人でフィリピンの子供たちに日本語を教えた女子大生
こんにちは、春の助です!
今回は「JaLP」に1人で参加した女子大生のナツミさんをインタビューしてきました!
名前:ナツミさん(22)
プラン:2週間 日本語教育プログラム(JaLP)
このナツミさん、実は昨年にもNILSに来て頂いていて今回の日本語教育プログラム(JaLP)でNILSは2回目。 ナツミさんはご自身で「英語初心者」と言っていましたが、ナツミさんは色々なイベントにも参加していてそこでの英会話は初心者レベルを優に超えています。
そんなナツミさんが、
「フィリピンの子供たちに日本語を教えるのはとても苦労した」とまさかの発言。
なぜナツミさんがそんなにも日本語を教えるのに苦労したのか?
そしてそんな話を聞いていくうちに見えてきたナツミさんの悩み、ご自身の将来像が聞けました。
是非ご覧ください!
目次
日本語教育プログラム(JaLP)ってなに?
さっきから僕は“日本語教育プログラム(JaLP)”と言っていますが、「日本語教育プログラム(JaLP)」ってなに?という方がほとんどですよね。
なので、まずはこの「日本語教育プログラム(JaLP)」について少し説明をしたいと思います。
日本語教育プログラム(JaLP)概要
私たちNILSには「日本語教育プログラム(JaLP)」というプランがあり、これは海外(フィリピン)の子供たちに“日本語を教育”することができるプランがあります。
海外で生の職業体験をすることで、海外のその地域の文化や国民性などを味わえるプランです。
海外で教育関係に携わりたくて
今回1人できたというナツミさん。
日本ではなにをしていたんでしょうか?
日本では教育学部、将来は教師をやりたくて
日本では大学に通っていて、現在は留学の為休学中というナツミさん。(春の助と全く同じ)
なぜ今回海外の子供たちに日本語を教えようと思ったのでしょうか?
<ナツミさん>「もともと教育に興味を持っていて、大学も教育学部に入っているんです。
それで、今回の日本語教育プログラム(JaLP)もフィリピンの子供たちに日本語を教育するというものなので“教育が好き”な私にとってはピッタリでした。あと、子供も好きですし(笑)」
ーそうなんですね、確かにナツミさんにピッタリなプランですね!
でも海外の人に日本語教育をするっていくら教育が好きでもハードル高そう…。
しかも教育学部の中でも海外の教育プログラムに参加する人ってそんなにいるのかな?
周りはみんな海外の教育プログラムに参加経験アリ
ーナツミさんは今回海外の教育プログラムに参加しましたが、やっぱり海外まで行って何かを教えるって珍しいですよね?
<ナツミさん>「いや、そんなことないんですよ。実は結構周りのも海外の教育プログラムに行っていて、あまり珍しいわけじゃないんですよね。」
ーへぇ!そうなんですね。教育系って意外と海外プログラムが多かったりするんですね。
ナツミさんの周りの友達は海外の教育プログラムに積極的に参加しているみたいですね!
それではここで、今回ナツミさんの実際のプログラムと一緒に今回の日本語教育プログラム(JaLP)の流れをご紹介します。
プログラムの流れはこんな感じ!
ここで今回の日本語教育プログラム(JaLP)の流れをご紹介したいと思います。
スケジュールはこんな感じ。
※こちらはあくまで一例です
9時~11時 | マンツーマンレッスン(授業の内容決め、準備) |
12時 | 昼食休憩 |
13時~16時 | マンツーマンレッスン(授業の内容決め、準備) |
まずはフィリピン人メンターとどんなことを教育するか?どういう風に教えるのか?ということをマンツーマンレッスンの中で話し合います。
NILSはマンツーマンの授業ですので、自分の納得するまでとことん話し合うことができます。
なにをするか、どんな風に教えるかを決めたら次は準備です。
ナツミさん、すごい楽しそう♪(笑)
こんな感じで授業の中でどういう風に教えるかを話し合った後はフィリピン人メンターと一緒に準備します。
準備ができたら、次はとうとうフィリピンの子供たちに日本語を教えます!
1人で緊張と不安の中の授業…。
ちなみに実際に教えに行く時のスケジュールの一例がこちら
8時~11時 | 小学校訪問、フィリピンの子供たちへの日本語教育授業 |
12時 | 昼食休憩 |
13時 | 授業全体の振り返り、フィードバック |
14時~16時 | 次の授業のための準備 |
緊張と不安しかなかったけど、フィリピンの子供たちは本当にみんなフレンドリー!
動物の名前を教えているナツミさん。
ちなみに、ナツミさんは少し工夫していて日本語と英語だけでなく動物の鳴き声を「ビサヤ語」にしてます。
※「ビサヤ語」はセブ島の公用語です。
最後は子供たちと一緒に授業を作り上げたメンターと一緒に集合写真!
どうでしたか、みなさん日本語教育プログラム(JaLP)の一連の流れはお判りいただけましたか?
「全然歯が立たなかった…。」
ーこの写真めっちゃ楽しそうじゃないですか!この様子だと日本語教育は上手くいったんですね?
<ナツミさん>「それが、全然ダメだったんです。歯が立たなかったって感じですね。」
ダメだったというナツミさん。
でも小学生相手なんだから教育する日本語って簡単なものばかりなはず、なぜナツミさんは“歯が立たなかった”と感じたのでしょうか?
相手は海外の小学生、色々大変だった。
ーナツミさん、なんで歯が立たなかったと思ったんですか?
<ナツミさん>「まずは、相手が小学生だったということです。あの子たちってはジッとしていられないから、めっちゃうるさいし、歩き回ったり、とりあえず自由なんですよね(笑)
まず子供たちにどうやって日本語を教えるか、どうやって興味を持たせるかが一番難しかったんです。」
ーそれヤバいじゃないですか…(笑)確かに小さい子は日本でもどこの国でも変わらずうるさいんですね。
<ナツミさん>「そうなんですよ、やっぱり子供は世界共通でうるさいし自由なんだなって思いました(笑)。でもそれが新鮮であり、安心できたところですね。」
ー新鮮はなんとなくわかるんですが、安心ってどういうことですか?
<ナツミさん>「いや、海外の子供が日本の子供とは違ってやたら落ち着いてたらなんか気持ち悪いじゃないですか(笑)、要するに自分の想像と合致していてそこからの安心ですね。」
ーなるほど~、確かにうるさくない子供って不自然ですね…
沢山の反省点、再認識した「目標」の大切さ
ーナツミさん、今回の日本語教育プログラム(JaLP)は全体的にどうでしたか?
<ナツミさん>「今回の日本語教育プログラム(JaLP)は反省点がたくさんありますね。目標って大事だなって思いました。」
ー目標とは?
<ナツミさん>「この留学での目標です。目標もなにも持たずにきたのでやっぱり反省点はすごく多かったですね。申し込んだときに自分の教えたいことを教えると言われたんですが、全くなにも準備もしてなくて、先生に言われたことをやるだけでした。」
ーそうなんですね。でも確かに何事にも準備は必要ですもんね。
<ナツミさん>「でも今回の留学ではその“目標”の大切さに気づけました。もし私が明確な目標をもっていたらもっと具体的なことができたはずなので、やっぱりそこが反省点ですね。」
今回の日本語教育プログラム(JaLP)は悔しかった!リベンジしにきます(笑)
ーナツミさん、日本語教育プログラム(JaLP)もデンマークもそうですけど1人で色んなとこ行っちゃってすごいですね(笑)
<ナツミさん>「いや~、そんなことないですよ。っていうか日本語教育プログラム(JaLP)って1人でやるものじゃないんですか?」
ーいや、ほとんど団体の生徒さんですね。
<ナツミさん>「あ、そうなんですね、今度もし機会があったら友達連れてリベンジしに来ます!今回の日本語教育プログラム(JaLP)は悔しかったんで…(笑)」
ーリベンジですか!ぜひぜひ、またNILSにいらしてください(笑)
「やりたいこと」のために色々な国に探しに行ってナツミさんの行動力、すごいですね。
今回は「言葉の壁」に当たってしまったものの、そこから改善点を見つけまたリベンジをしたいと言ってくれました。
みなさんも、ナツミさんのように自分の「やりたいこと」のために、海外に出てみませんか!?