英語の「come」と「go」を使い分けてみよう!【NILS英語講座】
こんにちは語学学校NILS(ニルス)です!
英語をある程度勉強していると似たような意味で少しニュアンスが違うような単語に出会うことはありませんか?
そんなわかりずらい単語の代表格が、
「come とgoの使い分け」
こういった単語はある程度英語の勉強をしていると必ず立ちはだかる壁です。
日本で英語を学ぶと Come=来る Go=行く というイメージを持っている人も多いと思います。
しかし、場合によってはComeでも「行く」と訳されることはよくあります。
そこでこの記事では少しややこしそうなComeとgoの違いについて詳しく説明していきます!
実はComeとGoという2つの単語が持つ感覚さえつかめれば区別は簡単です!
目次
まずは日本語訳をやめよう
まずcomeとgoの区別に関わらず英語を学ぶ上で非常に重要になることが日本語訳で考えないこと。
英語には日本語で訳すことが難しいニュアンスの違いがあります。
例えば英語でtrip, travel, journeyという3つの単語がありますがこれを日本語に訳すと全て「旅」という訳になります。
しかし、この3単語は実は微妙に違うニュアンスがあるのに日本語に訳すと全て「旅」という1つにまとめられてしまいます。
このように日本語訳が英語のニュアンスを捉えきれない場合もよくあります。
まずは日本語訳を捨てた上で英語の感覚を掴んでいきましょう!
comeの感覚は「近づく、相手のいる場所に行く」
まずはcomeについてですが、comeの感覚は「近づいて行く」という感覚です。
基本的には主語となっている人が話し相手に近づいて行く時にcomeを使います。
日常会話で最もよくある簡単な会話を例にしてみましょう。
A : Dinner is ready! (夕飯できたよ!)
B : OK. I’m coming! (わかった!今行く!)
この場合は主語となっているBさんがAさんのところへ近づいて行こうとしているので、
ここではI’m goingではなくI’m comingが適切です。
もしここでI’m coming!ではなくI’m going!を使ったとします。
そうすると後で詳しく説明しますがgoには「離れて行く」というニュアンスがあるので「どこに行くの?」となってしまいます。
よくあるcomeの使い方
My cousin is coming to see me next week.(来週いとこが会いに来る)
Are you coming to my party?(僕のパーティに来る?)
That man’s coming toward us. Who is he?(こっちに向かって来るあの男は誰?)
I need to make an appointment with Dr. Jones. (Dr. Jonesのアポイントメントを取らなきゃ)
Can I come to see him at 11:00 tomorrow? (明日の11:00に彼に会いに行ってもいいですか?)
Dr. Jones is in a meeting at 11:00. (Dr. Jonesは11:00にミーティングがあります。)
Can you come for your appointment at 11:30? (11:30はいかがですか?)
goの感覚は「離れる、相手から離れて行く」
comeの近づいて来る感覚に対して、goの感覚は「離れて行く」です。
基本的に主語となっている人がどこかへ行く時にはgoを使います。
ここでもよくある会話を参考に説明していきます。
A : You know where he is? (彼、どこにいるか知ってる?)
B : He’s gone already. (もういっちゃったよ。)
この場合は、主語であるHeがもうすでにどこかにいってしまったのでgoが適切です。
このように離れて行くニュアンスを表す場合はいつもgoを使います。
よくあるgoの使い方
I’m going to see my cousin next week (来週いとこに会いに行く)
Are you going to Bill’s party?(ビルのパーティに行く?)
That man’s going toward your car. Who is he?(君の車に向かってるあの男は誰?)
I need to go to the bank this afternoon. (お昼に銀行に行く必要があります。)
Monica wants to go to Canada on her vacation. (モニカはバケーションでカナダに行きたい。)
使い分けのコツは「近づく」 or「 離れる」!
いかがだったでしょうか?
comeとgoの区別は学校では習いませんが単語自身が持つニュアンスをしっかり把握しておけば区別は簡単です。
慣れないうちはどちらを使うか悩むことも多いかもしれませんが、慣れれば自然と口から言葉が出て来るようになります。
場面に応じてcomeとGoをネイティヴスピーカーのように使い分けられるようにしましょう!