勤続10年の会社を退職!30代からのフィリピン留学 体験談
30代では新たな挑戦をすることはとても大変なことですよね。 ましてや、長期間の留学となると会社を辞める・辞めないという大きな決断も必要になり…。
今回は10年勤めた会社を思い切って退職し、セブ留学をした32歳の江川さんをインタビューしました!
目次
会社は10年勤めたことで1区切り、新たな挑戦
水産系の商社勤務、でも英語を使うことはなかった
留学に来る前は何をしていたのですか?
大学を卒業してからずっと水産系の商社で営業をしていました。
商社ということは英語を結構使うのではないですか?
もちろん海外、アラスカ、ニュージーランドやタイなどと取引がありましたが、向こうの人が日本語を使えてたりして僕自身は英語を使わなかったですね。
それでも英語は少しは話せたんじゃないですか?
いやー、全然ダメなんですよ。大学時代は理系だったので英語はいらないだろうと思い、友達からノートを見せてもらって単位だけは落とさないようにしていました(笑)
ということは、大学生から英語は全く勉強していなかったんですか?
そういうことになりますね。10年間は英語を使ってもいないですし勉強も全然していないです。
ただ、商社で働いてきたこともあり「しっかり英語を勉強したい!」と思えました。それで思い切って会社を辞めて留学をしました。
留学前のSkypeレッスンでサーフィンスポットを教えてもらう
留学をすることはいつ決めたんですか?
仕事を辞めて、留学をする1ヵ月前に決めましたね。そこからSkypeレッスンもあると知って、渡航2週間前からSkypeレッスンを受けて英語を話すことに慣れていった感じです。
⇒留学を失敗しないための『無料Skypeレッスン×セブ留学』 英語力が伸びる人は実践している留学前の勉強
Skypeレッスンはどんな授業だったんですか?
だいたいフリートーキングでしたね。先生が「趣味はなんですか」、「何の仕事をしていたの?」とか色々聞いてくれたのでとても話しやすかったです。
※先生はすべて英語で話しています
セブ島の話も色々してくれて「オカマが多いよ」とか、趣味でサーフィンしているって話をしたらフィリピンで有名なサーフィンスポットを教えてくれました。
そのサーフィンスポットに一人旅も行ったのですが、またあとで話しますね(笑)
セブ留学は思ったよりも快適
ストレスのない4ヵ月間
セブ留学してみてどうですか?
僕は4人部屋で、たまたま3人しか人がいなかったですけどルームメイトは10代で年齢はかなり離れていましたね(笑)
でも、みんな気を遣ってくれてたのでビックリするくらい快適な寮生活を送ることができました。周りの人はルームメイトにストレスを感じるって言っていましたが、ある程度年齢が離れているからか丁度いい距離感でした。
お出かけしたときに盗難とかあったりしませんでしたか?
友達でスリにあった人は結構いましたが、財布にチェーンをつけるなどの対策をすれば全然問題ないですよ。コロンストリートっていうセブで一番治安が悪いところも行きましたけど、何も問題は起きなかったですよ。
8月の繁忙期は先生が安定しない
フィリピン人レッスンはどんな印象を受けましたか?
英語は本当に自信がなかったので、マンツーマンレッスンで自分に合わせてくれる授業を希望してセブ留学にしたのですが、どの先生も丁寧にホスピタリティある感じで楽しく授業を受けれましたね。
ただ、8月ごろになると繁忙期なので生徒と先生の数もいっきに増えて、サブティーチャーが担当することが多かったです。その期間だけ働いている先生もいたので、教え方も慣れていなかったのは少しストレスを感じましたね。
繁忙期の8月はどうしてもそうなってしまいますよね…
色々な人と話す練習ができたので、色んな発音の癖を知ることはできました。そういった面ではよかったかもしれません。
英語の会話力は0でもカランメソッドで話せるようになる
留学の目的は日常会話ができること
授業はどんな科目を受けていたんですか?
最初はどんな内容の授業がいいのか分からなかったので、
・ライティング
・リーディング
・グラマー
・スピーキング
を各2時間ずつの計8時間でした。
1ヵ月くらいしたら授業のカウンセリングを受けてみたところ「カランコース」ってのを勧められて、途中からコースを変更しましたね。
カランメソッドについて詳しくは⇒大人こそ英語脳が作れる!英語を英語で理解するためのカランメソッド
最初の授業は自分に合っていなかったのですか?
いえ、合っている/合っていないかということ自体が分かりませんでした。ただ自分の理想としては「スピーキング」を中心に伸ばしたいと思っていました。
もともとビジネスでガッツリ使う予定はなく、普段の生活でコミュニケーションが自然にとれるレベルになりたいなっていうイメージがあったので。
1ヵ月経ち、カランコースに変更
カランメソッドを受けてみてどうでしたか?
最初は何しているか全くわかりませんでした!先生が質問を2回英語で言って、それに対して答えるだけでしたから。最初のレベルでは「This is a pen」というような簡単な受け答えをするだけでしたね。
授業だけでは身につかない、復習が大事
授業が終わって、寮などで自習はしましたか?
いつも授業の始まる1時間前にカランの練習やボキャブラリーの単語の意味を調べたりしましたね。寮に帰ってからはカランの練習をぶつぶつ言うくらいですかね(笑)
カランメソッドはアプリがあって、授業で使う質問などを出しながら音声も聞けるので一人でも練習ができたのは便利でした。
やっぱり、ある程度は予習復習をしないと英語は身につかないのでカランメソッドみたいにアプリを使って繰り返し練習していました。綺麗ごとじゃなくて、本当に泥臭い練習が大事だと思います。
江川さんは8時間も授業をとっていたので大変でしたね。
復習がやってもやっても間に合わなくて大変でした。 周りの人も言っていましたけど、6時間くらいが丁度よかったなと今になって思います(笑)
カランコースはスピーキング力が伸びる
カランメソッドを2ヵ月半受けて何か変化はありましたか?
英語の瞬発力が早くなりましたね。 あと、言い返せる単語が増えましたね。以前は英語で話しかけられると頭で英文を理解するまで時間が掛かったのですが、カランメソッドが「早く英語を話す」という練習をするので、すぐに口から英語が出てくる感じです。
カランメソッドは話す練習をする実践に近いような感じですか?
そうですね、話すことに関して一番実践に近いように感じました。 読み書きは基本的にないので、しゃべることに徹して練習することができます。 レベル3あたりから、文章が長くなってしまうので言えるようになるまで苦労します。
復習のときは話す練習だけでなく、アプリを使って英文を自分で書いてみたりすると英文がだんだん話せるようになりましたね。 本当に繰り返し練習をしていって身に付けるという感じでした。
カランメソッド担当の先生はどうでしたか?
先生によってはなまりのある人もいましたけど、カランメソッドを担当したRedj先生はとてもきれいな発音で聞き取りやすかったです。 丁寧に、毎回しっかり授業をしてくれました。
他の授業だといつの間にかフリートークになってしまうこともありますが、カランメソッドは 毎回しっかりと授業になっていて話す練習がたくさんできましたね。
江川さんは英語が0レベルのところからのスタートでしたが、日常会話などをスムーズに話せるようになりたい人にはカランメソッドが合っていそうですね。
僕は留学してから気づいたのですが、文法(グラマー)はできていたけど、『ボキャブラリー』と『スピーキング』が全然ダメでした。
文法の理解がある人にはカランメソッドみたいに、簡単なところから話す練習を始めてたくさん『しゃべる』ことの練習をするのと、単語は書いたりして覚えていくのが大事だと思いました。
一人旅で気づいた英語力の成長
サーフィンのメッカ、シャルガオ島へ
留学中にはビーチとか行きましたか?
ボホールやオスロブなどのビーチも行ったのですが、留学してちょうど3か月経ったくらいの8月の終わりに一人旅をしたんです。
趣味でサーフィンをやっていたので、Skypeレッスンの時に教えてもらった「シャルガオ島」というサーフィンのメッカに行ってきました。Cloud9というポイントは世界大会も行われているくらい有名なところなんですよ!
サーフィンをやるんですか!シャルガオ島ってどこにあるんですか?
フィリピンの島でセブ島から飛行機を使って1時間くらいでつきます。片道3000円なので気軽に行けるのはいいですね。
シャルガオ島にはもちろん現地のフィリピン人もいるんですけど、それ以上にヨーロッパ系の人がとても多くて、日本人は一人もいないです。泊まった宿も16人部屋のバックパッカー用で、一緒に寝泊まりしたドイツ人やオランダ人、スペイン人などと仲良くなりましたね。
シャルガオ島ではどんな生活をしたんですか?
まずは朝起きたらサーフィンをしますね。満足したら、みんなで朝ごはんを食べて「今日はどこ行く?」って相談して、行先が決まったらバイクで行きますね。いくつかビーチを巡ったり、洞窟探検をしたりして帰ってくるみたいな感じです。
日本人は誰もいない、英語の力試し
ヨーロピアンとずっと一緒だったんですか!本当に生活のすべてが英語ですね!
自分でも驚いたんですけど、みんなが何を言っているかが分かったんです!だから生活には全く困らないし、色々な人と仲良くなることができました。
留学の効果が実感できた瞬間ですね!
そうですね(笑)NILSの先生たちは綺麗な発音ですけど、この島だと出身国によってなまりが全然違うんですよ。それに慣れるまでには時間が掛かりました。
特にドイツ人の英語は日本人っぽくてすごく聞き取りやすかったです。オランダ人は喋っているのに、「はーーーっ」っていう感じで空気が抜けていて、何を言っているかが全然わからなかったですね。
こちらの女性は誰ですか!?
その子はスペイン人の子で2日目くらいからずっと一緒に行動していました。バイクをレンタルして二人で色々なところを回りましたよ。
ただ、発音の癖がすごくあって最初は何言っているか分からなかったですね。例えば『minutes(ミニッツ)』が「ミノッツ」っていうので、3分のことを「スリーミノッツ」って言われて理解できなかったですね。あと、Rの巻き舌がすごいです。。。(笑)
カランメソッドで一人旅を楽しめるようになりたい方は⇒[CVlink]こちら[/CVlink]
生活するための英単語を知らずに苦労
英語も聞き取れて、女の子と楽しく旅行もできて羨ましいです!(笑)
本当に楽しかったんですけど、大変なことも色々ありましたよ!
急に天気が悪くなって、宿は水しかでないから寒くなったんです。まだ海の中の方があったかいからみんなで海に入ったら雷が落ちて感電しましたね。結構ビリビリしたし、ドイツ人は気絶しちゃいました。
それは大変ですね…
あと、ケガもして薬を買おうとおもい「Where is a drug store?」って聞いたんですけど全く通じなかったんです。あとで調べたら薬局はドラッグストアじゃなくて「pharmacy」だったんです。
日本だと「ドラッグストア」で定着していますもんね。
3か月くらい留学すれば言いたい構文は頭の中にすぐ出るんですけど、単語が出てこなくて苦労しましたね。やっぱり重要になってくるのは単語を知っているか知っていないかということだと思いました。
良いことも大変なことも経験して、自分に何が足りないかを再発見することができたのですね。
授業だけだと、自分がどれくらいしゃべれるのかって判断はできなかったですけど、島にいって以外と話せるっていうのが、体感できました。あとは単語ですね(笑)
結局シャルガオ島にはどれぐらいの期間いたんですか?
最初は5日間の予定だったんですけど、バックパッカー宿で会った人たちがもう少しいなよ!って言ってくれて10日間もいましたね。
波はとっても良くサーフィンも楽しめたし、出会いもたくさんあって、本当に充実した一人旅でした。
日本人の友達と一緒に行くのも楽しいですけど、それだとこういった出会いはあまりないから勇気を出してみると面白いことがあるなって感じました。
一歩を踏み出せば、後は何とかなる!
留学後は冬シーズンだけニセコで働くことに
留学が終わったらどうしますか?
12月から3月の冬シーズンは北海道のニセコで働く予定です。スノーボードも好きっていうのもありますし、ニセコは本当に外国人が多いんです。日本なのに外国なのかな?って勘違いするぐらいにスイス人やカナダ人、オーストラリア人がいますね。
どういった仕事をするんですか?
居酒屋で外国人に料理などを教える立場で働きます。留学が終わってからも英語力が落ちないように英語を話す環境にいるというのは大事なことですからね。
冬が終われば、また3月から東京で仕事を探そうと思います。1年くらい東京での社会から離れていますけど、再就職などもできるようTOEICなど受けて点数化もしておこうかと思います。
会社を辞めての挑戦で世界が広がった
江川さんは会社を辞めて留学をするという、大きな一歩を踏み出して面白い経験をたくさんすることができたのですね。
もちろん、会社を辞めるときは不安だらけでしたよ。辞表を出したあとも本当にいいのかなって何度も考えました。いろんな人が「今ならまだ辞表を取り消せるよ」って止めに入ってくれて、自分の中で一層迷いも出ましたね。
10年も勤めて大きな決断をしたからには、それは不安になりますよね。
でも、新しいことに飛び込んだらやっぱり楽しいですね。勇気を出して1歩を踏み出せば、もう前見るしかないので、今は後悔はないです。同じ30代の人で悩んでいる人がいたら、自分がやりたいことに正直に挑戦してほしいですね!
まとめ
新たな挑戦をするには、必ず何かを捨てることになります。江川さんのように仕事を辞め、得られた自由な時間を使い、新しい環境に飛び込んだ勇気。誰にでも出来ることではありません。
もちろん、会社は辞めずとも1週間や2週間などの短期留学はできると思いますが、それだけでは江川さんが体験したような新しい世界を見ることはできないかもしれません。
今の生活に少しでも疑問があるのなら、思い切って1歩を踏み出して自分の世界を広げてみませんか?挑戦しないで後悔するより、挑戦して知見を広げる方が2倍、3倍と人生が豊かになっていきます。
そして、その経験は必ず後の仕事でも活かすことができるので『30代からの留学』という挑戦をしてみましょう!